地震の被害を最小限にするには地震対策グッズ・防災グッズの準備は今すぐに!地域や居住環境に合わせた地震対策を。

 
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予想を超える地震の被害には、事前の対策が重要です。

 大地震が起こった後、余震や誘発地震などが不定期に起こる可能性があります。
 特に余震がおさまらない中では混乱してしまい、必要な物がどこにあるかも分からなくなることも。
 自分でできる地震対策として、今のうちに重要なポイントをおさえておきましょう。

1) 家具の置き場所は大丈夫ですか?

地震の被害として特に多いものは、家具の転倒です。地震の揺れで食器棚やタンスなどの家具が傾き、
中の食器が落ちてきて割れたり、倒れた家具が原因で火災が起きたり・・・二次災害の危険があります。
 たとえ小さな物でも、床に散乱すると逃げる時に踏んでケガの原因となります。
 小物やアクセサリーはフタの付いたケースに入れるなど、小物がそのまま落ちないような対策が必要です。
 防災用の家具固定金具なども売っていますが、まずは高い場所の物を下ろすなど、安全を確保してから
 地震対策グッズ・防災用具を購入するなど、対策を実施してみましょう。
 

2) 地震直後に停電になったら?

【地域全体の停電】
大きな地震が発生した地域は、二次災害の防止や安全対策として電気の供給が一時的に停止されます。
そのため屋外では、地域全体が停電している状態になり、街灯や信号まで止まっている可能性もあります。

【信号も止まる!】
特に夕方や夜など暗い時に停電が起こると交通事故も発生しやすくなりますので、できる限りむやみに動きまわらないよう注意が必要です。昼間は信号の停止に一瞬気付かないこともあるので、交差点では十分に減速して運転して下さい。

【自宅の停電】
屋内で停電が起こったら、部屋の灯りや冷蔵庫、電化製品など、100V電源を使うもの全ての電気が消えます。
しかし、電気が戻った時のことを考えて(二次火災防止のため)ストーブや家電のスイッチは手動で消し、コンセントも抜いておきましょう。明りが確保できていて、ブレーカーを落とせる場合は落としておきましょう。
地震の揺れの状況にもよりますので、余裕の無い時は直ちに安全な場所へ非難してください。)
 

3) 停電時の準備はしていますか?

地震で停電になると、普段当たり前に使っていた家電や固定電話なども使えなくなります。
いざという時にアタフタしないよう、事前に対策を立てて地震対策グッズを用意しておきましょう。
 ・部屋の灯り
急に灯りが使えなくなると、特に夜間は色々なところで不便が生じます。
例えば、トイレやお風呂場、キッチン、窓の無い部屋など、普段当たり前に使っていたところで灯りが無いと非常に困ります。そして焦りや不安の原因になります。
そんな時のために、懐中電灯の用意が必要ですが、昔の懐中電灯を久々に出してくると、電池が切れていたり必要な単1電池が無かったり・・・電池も大切に使わなくてはなりません。

そこで役立つのが、LEDライトです。LEDは通常の電球よりも5分の1〜10分の1ほどの少ない電力で発光しますので、切れかけの電池でも、ライトを光らせることができます。
最近ではネットでも安く購入することができますので、用途に合わせて用意しておきましょう。
単4電池タイプや、単3電池タイプ、本数も1本〜4本必要など様々ですので使いやすいものを選びましょう。
一箇所ではなく、広範囲を照らしてくれるランタンも便利です。
特に、置いたりぶら下げたりしても使える省電力のLEDランタンが役立ちます。

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 ・冷蔵庫
冷蔵庫は電気で「冷却」→「停止」→「冷却」→「停止」を繰り返して動いていますので、
その「冷却」がずっと停止すると、当然、中の物は冷やすことができません。

特に冷凍庫のものは溶けてしまいますので、空いているスペースに日頃から保冷剤を多めに入れておいて、冷蔵庫が停止してしまったら、その保冷効果を活用しましょう。
保冷剤を入れておくと、少しの間の停止であれば、そのまま問題無く復帰できます。

日常でも、冷凍庫に保冷剤を入れておくと、節電&冷却効果が高まります。
冷蔵庫が止まったら、冷凍庫で冷やしておいた保冷剤をいくつか冷蔵庫にも移動させると良いでしょう。ゲル状の溶けにくい保冷剤がオススメです。
 
 ・固定電話
昔の黒電話アナログ回線)は100V電源は必要ありませんでしたが、現在のほとんどの電話機は100V電源を使用してアダプターを経由して動きますので、家庭の電気の供給が切れると使えなくなります。
アナログ回線の電話は、電話線に流れている電気を利用している為、停電時でも使える場合が多いです。(地震の影響で電話線に問題がある場合は使用できません。)

停電時も固定電話を使えるようにしたい場合は、電池式の簡易な電話機や、ダイヤルのみの100V電源が必要無い電話機などを用意しておきましょう。
オシャレな雑貨としてシンプルな簡易式(アナログ)電話機が売っていることもあります。


停電時に使用できる電話と使用できない電話は、一見して分からない物もありますので一度コンセントを抜いてみて、その電話で通話ができるかどうかお試しください。
 
 ・石油ファンヒーター
停電時は、もちろん電気ストーブは使えませんが、灯油のストーブは使えます。
しかし、灯油を使う「石油ファンヒーター」は、100Vの電気でファンを回して動きますので、停電時は使うことができません。
冬場には非常に困りますので、灯油のみで使用できる石油ストーブも用意しておくと良いでしょう。石油ストーブは、ヤカンのお湯を沸かしたり、一石二鳥で役立ちます。

逆に、暑い夏場では熱中症の心配も・・・部屋や人を冷却することも大切です。
どこでも使える電池式コードレス扇風機が便利ですので用意しておきましょう。
季節家電(石油ストーブ・送風機・扇風機)を探す >>>
 
 ・電動ポンプ式の水道 (地下水を電動ポンプでくみ上げたり2階にトイレのある所は使用できなくなります。)
水道に被害が出なかった地域でも、電動ポンプなどのモーターで地下水をくみ上げている家ではモーターが動かなくなりますので水が出なくなります。
ご自宅が電動ポンプによる水道であるか、事前に確認しておきましょう。

また、「蛇口から水が出るから大丈夫。」と思っても安心はできません。
電気スイッチで水を流すタイプのトイレ(特に2階に設置されたトイレは電動ポンプが使用されていることが多い。)は水が流せなくなる為、使えなくなります。
2階にキッチンがある場合も同様ですので、水を備蓄しておいたほうが良いでしょう。

トイレが流せなくなった場合は、バケツなどに水を用意しておいて、流したい時にタンクに直接バケツから水を入れて使用できることがあります。
タンクの蓋を外して水を補充できるタイプかを確認してみてください。

風呂桶に水を溜めておくと、災害時に約に立つ場合があります。
 
 ・携帯電話の充電 (電池式のもの以外は使用不可)
携帯電話の充電も、停電時にはできなくなります。 最近では電池を入れて携帯電話を
充電できる便利グッズが売っていますので、今のうちに手に入れておきましょう。
特にスマートフォンは電池の消耗が激しいので、従来の携帯電話の充電器では電力が足らず「アダプターをつけても充電できなかった」ということも。
充電チェックを忘れずに!

携帯メーカーや機種によって商品タイプが異なる場合もありますので注意して下さい。
ダイナモ式(手でレバーをグルグル回転させて発電するタイプ)や、ソーラーで充電
できるタイプ、ラジオやライトと合体している万能タイプもあります。
多機能タイプのライト付き携帯充電器を探す >>>



【ガラケーの充電器や予備バッテリーはスマホに不向き!】
スマートフォンに機種変更して、ガラケー(従来の携帯電話)の充電器や予備バッテリーにアダプターをスマートフォン接続して使う方法はお勧めできません。

ガラケーの充電器の出力は約700mA〜800mAが主流で、1200mA〜1500mA以上を必要とするスマートフォンには充電能力が低くてほとんど充電できないからです。(充電される電力より、スマホの消費電力のほうが多いのです。)
「充電状態になっているのに・・・電池のパーセントが下がってる。なぜ?」という状態は、充電機やバッテリーの電力を供給する能力が足りていないということです。

「昔の予備バッテリーがあるし、アデプターでスマホに接続できるから・・・」と安心していると、イザという時に使えず混乱の原因になります。
特にiPhoneは1500mA〜2000mA以上が必要ですので、充電器などのアンペアを確認しておきましょう。
スマートフォンにはスマートフォン専用のモバイルバッテリーを用意し、充電しておくことで災害時にも活用できます。
スマートフォン用モバイルバッテリーを探す>>>



 

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